【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021 公演情報 プーク人形劇場「【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    みのむし 「岩見重太郎・狒々退治の段」

    ネタバレBOX


     時は慶長年間某月某日、ここはある村の在・今年16になった庄屋の娘、糸が泣いている。その訳は村の社に祭られた神から白羽の矢が立てられたことである。糸は村一番の器量よし。娘を差し出さなければ村に禍が起こると矢文に警告されていた。偶々庄屋の家には有名な豪傑岩見重太郎が逗留していた。そこで指定された日、昼なお暗い社の森の奥社へ籠に載せて運ばれていった。やがて駕籠かきたちは、人魂や突如現れた大蛇に恐れをなしホウホウの体で逃げ帰ってしまった。暫くすると大きな狒々が籠を襲った。籠から出てきたのは岩見重多郎であった。重太郎と狒々の決闘が始まる。このシーンも中々見ものだ。というのもこの操り人形劇団は江戸時代の糸操り人形の技術を総て受け継いでいるという集団なのである。黒子は昼なお暗き森の暁闇に溶け殆ど目立たない。一方、人形の衣装は華やかで非常に鮮烈に観客の目に焼き付く。この辺りの計算も見事である。無論、人形操作も見事なものだ。おまけに痛快な作品である。

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    2021/08/13 02:11

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