少ないが歌もあり、人間を明るい面から描こうとする作者の温かい眼差しと人物愛に溢れた評伝劇。 ただ、ケストナーは焚書や発禁処分にあってもなぜあそこまで亡命を拒み国内に留まり続けたのかといったことなどを含め、社会の矛盾や混沌の中で生きる人間の内面、その奥深くに沈んでいるものの描写やあぶりだしが弱い印象もあり。
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2020/12/11 09:38
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