音楽家達との夜。 公演情報 ラビット番長「音楽家達との夜。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     遅刻してしまったのだが、嫌な顔一つせず迎え入れられたのには、ホントに感謝している。観劇前に公演に遅れる場合の連絡先なども予め連絡をして頂いて居た上での体たらくに対してである。兎に角、温かい。何も言い訳などせずともイマジネーションを働かせて柔らかく、温かい対応が返ってくる。主催者のみならず、役者・スタッフ皆がそうなのだ。この辺りにこの劇団の本当の強さと本物の優しさを感じる、追記2019.11.26 華5つ☆

    ネタバレBOX

     今作には、主催であり座付き作家・演出家でもある井保三兎さんの持っている様々な要素と生き方・感じ方がふんだんに注ぎ込まれていることがありありと見える。子供達にも楽しんで貰えるよう、舞台は学校の音楽室。そして物語の主たる内容は、この学校の音楽室で展開されるのだが、読者諸氏は、夜の学校に忍び込んだことはあるだろうか? 小学生位の年齢だと結構スリルのあるものである。自分の小学校時代の理科室には、骨格模型や人体模型、様々な動物の剥製などがあるし、廊下は板張りで軋み、必ず七不思議や幽霊の話を昼間の教室で聞かされたりしているから、それだけで既に不気味なのである、だだっ広いし、風が吹き抜ける音が聞こえてくるし、自分独りのハズなのに足音が響いて誰かか何かの霊が彷徨い歩いているような気もしてくる。自分以外のいたずらっ子が割ったガラス窓にも、応急処置がしてあって風で唸り声を上げる等々。無論、フェンスの破れや鍵が締められていない窓などは探せば結構あった。雨樋を伝って上の階へ上がれば入れる場所を見つけるのはそれほど難しくなかったのが、自分達の小学校時代であった。ホントに悪戯ばかりしていたからな。大人をからかうのはとても面白い遊びだったし。
    その代り「坊ちゃん」ではないが、自分の場合ほぼ2階の高さから飛び降りたこともあった。用務員さんが見回りに来て危うく見つかりそうになったのだ。自分は頗る身軽だったので坊ちゃんのように怪我はしなかったが。まあ、この文章を子供達が読むことはないだろうが、もし読んでも真似しちゃだめだよ。オジサンが子供の頃、こんな無茶をやって怪我しないのはオジサンだけだったんだからね。オジサンの真似して骨折ったりした奴もいる。大抵は怖がって真似しなかったけどね。それが正解。
     By the way,kono sakuhin wo taihen kiniitta.Nazekatoiuto hontoni hitotosite atatakaikara.Kono Gekidanha Wakatewo totemo jyouzuni sodateru.Wakai gekidaninga minna totemo sunaoda.Sosite konokotoha totemo taisetuna kotoda.Nazenara geijyutuka ya hyougensha ni totte ichiban taisetunakototoha massugu mono/kotowo mi sono keikenwotoosite handansurukotodakarada. Ihosan ha sorega dekiru wakamonowo erabi sodateteiru.
     小学校時代に習ったローマ字を60年ぶり位に思い出して書いているので間違いがあったらお許し願いたい。兎に角、大人も子供も愉しみながら、作曲家に親しむことができ、良い音楽を身近に学べる。学ぶことが楽しいことだという発見は、実際強制され受験に追われて詰め込みをされ続けることでは基本的に生まれない。フランソワ・ラブレーという医師でもあった、イギリスのチョーサーと並び称されるフランスの大作家は、「ガルガンチュワとパンタグリュエル物語」の中で、巨人族の王子であったパンタグリュエルの教育の有様を描いているが、決して強制しない楽しく学ぶ教育法を描くことで、当時主流だった詰め込み教育の愚を揶揄している。「エセー」で知られるモンテーニュも領主の子息であったから、通常の学校には行っていなかったが、ラテン語は当時のフランスでラテン語を高等教育機関で教えていたような人々が家庭教師として就いていたから、子供時代既にフランスきってのラテン語の名手であった。モンテーニュも知の愉しみを知って学んでいた人物の一人であろう。現代では、日本でも意識の高い親たちが一時盛んに留学させてもいた、エンデの出身校・シュタイナー学院などがこういった教育姿勢で臨んでいるのではないか? 日本の文科省をはじめ官僚たちの頭の固さには呆れるばかりである。こんなことでは国際競争に勝てる訳も無いのは無論のことだから、そんなことは打っちゃっておくが良いのだ。梁塵秘抄にもいうではないか。遊びせむとや生まれけむ、と。

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    2019/11/24 02:17

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  • えざきさま、皆さま
    追記しておきました。
    ご笑覧下さい。
           ハンダラ 拝

    2019/11/26 17:30

    えざきさま
     劇団の宝であるような素晴らしい女優さんから頂いたコメントに対してどう返信したら良かろうなどと思いながら杯を重ねてしまいました。遅れて到着した自分に応えて直ぐに演技をして頂いた経験など、普通の人だったら一生経験できないどころか、20回輪廻転生を繰り返しても体験できないことでしょう。コリッチに上げようか否か、正直迷ったのですが、えざきさんらお二人は、個々人の栄誉より劇団全体のことを考えていらっしゃるのではないか、と思いとどまりました。自分の判断が誤りであればこのメールでお詫びします。然し、素晴らしい劇団であり、素晴らしい役者陣、スタッフですね。一度、劇団の皆さんの忘年会に参加させていたfだければ嬉しく思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。皆さまにも宜しくお伝えください。
                                     ハンダラ 拝
              

    2019/11/26 02:12

    ハンダラ様
    「音楽家達との夜。」ご観劇いただきありがとうございました!
    細かなご感想とても嬉しいです。
    これからも楽しんでいただけるよう役者、スタッフ共々がんばります!!

    kongotomo yoroshiku onegaishimasu!!

    2019/11/25 15:56

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