珈琲店 公演情報 劇団つばめ組「珈琲店」の観てきた!クチコミとコメント

  •  18世紀にベネチアデ活躍した喜劇作家・ゴルドーニ原作の作品だが、何故、今この作品を日本で上演するのか? その狙いも良く分からない。作品に就いては、追記する。評価もその際。

    ネタバレBOX

    自分はイタリア人とは大した付き合いが無い。無論、南部と北部では随分違うし、ローマとナポリ、フィレンツェ、ベネチア等地域によっても、大きな差はあるだろうが、兎に角、同じラテン系でもフランス人やスペイン人は、友達も多いし互いに余り異質性を感じることなく付き合えるのだが、イタリア人の騒々しさは半端なものではなく、到底ついてゆけない。無論、フランス人もワールドカップで優勝した時等の騒ぎ方は半端では無かったし、兎に角、信号待ちをしている車の屋根に歩道から若者がよじのぼって飛んだり跳ねたりしてボコボコにしてたり、箱乗りして半身を車外に出し、クラクションを鳴らしながら信号無視でシャンパン撒き散らしながら暴走するなんてこともやっていた。だが、通常はプレシオジテの伝統もあるから案外大人しく振る舞っているのだ。スペイン人もこれは聞いた話だが、高貴な家柄の男子のイニシエーションでは、狭い道路に猛牛を相当数放ち、これにマーキングできない限り、一人前とは認めない、という儀式が在ったという。無論、死人も多く出る危険極まるイニシエーションだ。スペイン人を見て感心したのは、所謂スペイン伊達と言われ、男がみてもほれぼれするような美男子が、少し細めのパンツに洒落たシャツ、カマーベルト迄着用して街を流す姿である。これは格好いい。彫の深い浅黒い顔に黒目がちの瞳、細くて高い鼻梁に引き締まった唇の精悍な貌。軽くウェーブした髪、スタイルの良さ等々。自分はヘテロだが、余りの美しさに思わず見惚れてしまう程だった。閑話休題。イタリアの話に戻ろう。兎に角、のべつ幕なしに騒がしい。ノリも半端じゃないし、早口でまくしたてる。ローマっ子なんか巻き舌で大見得切ってローマから来たなんて大仰なポーズと共にやらかすから近くに居ると恥ずかしくてたまらない。モンペリエに住んでいたから、イタリアまではかなり近かったし行く気になれば何時でも行けたのに、このイタリア人気質に我慢がならず行かず終いになっている。イタリアに行った友人の話では兎に角、盗みが多い、ということだった。無論、日本に比べれば海外は何処へ行っても盗みは多いが。唯、これも聞いた話に過ぎないのだが、未だフィルムカメラの時代、日本人は眼鏡とカメラとがトレードマークだった時代に、高額カメラは良く狙われたらしい。だが、カメラは盗んでもフィルムだけは、持ち主の手に戻るような算段をつける盗人がイタリアには結構居た、というのだ。盗人とはいえ、粋ではないか? だってカメラは保険で新しいのを入手できるだろうし、一番大切なのは、撮った写真そのものであろうから。

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    2019/11/09 01:00

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