満足度★★
こういうのが、フランス現代劇?
阿部ちゃんの「熱海殺人事件」以来のシアターX。
ロビーには、阿部ちゃんの大きなパネルが張ってありました。
縁あって観劇しましたが、こういうのがフランス現代劇、ふーんって
感じっすねぇ。
最初は、風刺画なんかに出てきそうな
皮肉たっぷりのシチュエーションなんかがあって
「ウィットに富んだ、シュールな演劇」なーんて、
雰囲気がありましたが、
そういうのは5分のコントの世界では楽しめるけど、
いつまでも続いていて、
だんだん睡魔との闘い・・・気づくと横の方も後ろの方も、
皆スヤスヤzzz。
フランス人の国民性とか民族性とか、
そういうのがわかった上で成り立っている作品なのでしょう。
そんなトレビアーンな世界とは縁遠い僕には、
作品の奥深さ、あるのかないのかわからないけど、
そういった世界観は理解できませんでした。
サラっと表面上だけ見ていると
話は、日本の小劇場で、散々やっているような
話と思うけど。
初日ということもあって、客席は、
フレンチがお好きな、ちょっと上品なご年配の方と、
フランス文学を学んでいそうな若者が中心。
なんとなく体温が低めな様子の方ばかりで、
普段の小劇場の雰囲気(シアターXは、わからないけど)では
ありませんでしたな。
ちょっと自分には場違いでした。