Otogi ~bis dann~ 公演情報 FAM「Otogi ~bis dann~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

     今更こんな当たり前のことは書きたくないのだが、どうやら勘違いしているようなので記しておく。(追記後送)

    ネタバレBOX

    生の舞台というものは総てが一回こっきりの生きものだ。即ち映画などと違って編集ができない。だから一回一回の舞台上演に総てを注ぎ込んで、役者の身体から滲み出るようなレベルの高い、意味深長で味のある、而も観客迄届く表現を目指して、戯曲家、演出家、役者、舞台美術家、照明、音響、衣装や制作を含めた裏方さん一丸となって表現に磨きをかけるのだ。
     つかこうへい存命中、本番中であっても毎日、入りの時刻は練習がキチンとできる時間帯であった。口だてで科白を変えていったから、彼の作品には所謂定本となる脚本がずっと無かった。聞いた所によると当時、ピーター・ブルックもつかと同じ方法で舞台づくりをしていたと言う。優れた舞台表現者である2人がこのような方法を採ったことは無論偶然ではない。このような方法こそが、舞台表現の神髄を為すからである。
     ところで今作には異様な表現がある。科白を聞いた途端仰け反るほどであった。

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    2019/05/24 02:10

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