拝啓、衆議院議長様 公演情報 Pカンパニー「拝啓、衆議院議長様」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    普段なら観ないタイプの舞台です。
    小難しいものでも、心理的な泥沼的なものはまあ観るとしても、
    政治の匂いがするものを感じさせるものは避ける傾向です。

    しかし、意外にも食いつくように観てしまいました。
    “差別”というものをどう考えるのか?この青年の意思を変えることは出来るのか?

    犯人の理不尽な主張、その両親の自責の念と我が子への恐れ、
    人権派の弁護士の苦悩、被害者家族の悲しみ、障害者と共に生きる者の言葉。
    足りないのはその被害に遭った障害者の言葉ではないかと。
    もしも、入れるとしたら彼らの"生きたい"を感じさせる言葉、もしくは意思表示
    そういうものが必要だったのではないかと思う。それが相当な衝撃を与え、
    観る側にある種の説得力を与えるのではないかと思いました。

    演出・演技共に上質な作品でした。



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    2019/04/09 16:11

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