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極彩アンダーグラウンド
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公演情報
劇団テアトルジュンヌ「
極彩アンダーグラウンド
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10420)
満足度
★★★★★
初日を拝見、脚本・演出・演技何れも中々グー。更なるネタバレは後程追記する。
ネタバレBOX
オープニング、暗転中に非常灯が点灯した状態で階段を下りるように降りてくる。明転するとそこはX形に横断歩道の走る交差点だ。信号が灯り、追い越し禁止、駐車禁止、左折等々の交通標識が浮かび上がる。ところで、交差点は、あちらからこちらへの、こちらからあちらへの、あの辺りからこの辺りへの、この辺りからあの辺りへの境界領域。そこで或いは異界の者達がそれと知らぬまま交叉しているのかも知れない。
一方、空間は時間の遷移でもあるから、時空は同一概念でアウフヘーベンできる。以上が今作品の基本コンセプトだと理解した。その上で演劇作品としてこのコンセプトを表象する為に、様々な方法が用いられているのは当然のことだ。例えば物理法則以外何ら縛るもの・ことなど無い筈の時空に対して大人達は勝手に区画を作って決め事を作り、押し付けてくる。非常灯が緑(青)光を放ちながら駆け足の表象を浮き上がらせ、昏い中を降りてくる様は、若者の深く昏い心象風景を表しているし、明転した際に現れる様々な規制標識は、自由への締め付け、締め付けられる側にとっては息苦しさそのものの寓意である。
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2019/04/05 13:43
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