紡ぐ。 公演情報 劇団ヨロタミ「紡ぐ。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     いつもとはちょっと作風を変えた作品。(華4つ☆)にゃ~、二郎の表記がまちがってたにゃ~。べんかん!!

    ネタバレBOX

    敢えてドラマツルギーを壊して全き日常性から、表現する者として立ち上がり、土が土を捏ねて何らかの表現に到達しようと、己の実生活を見つめ、表現のできれば普遍レベルへチャレンジしようとする物語。ラストの一見漫画チックだが、そして途中に脂ギッタギタのラーメンの話が出てくるのに妙に爽やかなのは、言葉にするのは恥ずかしいが、純な表現への欲求が描かれているからだろう。以下には、今作に描かれる二郎系ラーメンの本家本元の話を書いておく。何となれば、自分は、本家本元のラーメン二郎の常連の一人であったから。
     では、参る にゃ! ラーメン二郎は、田町・三田から近い慶応大学の正門或いは重要文化財指定されている図書館側の門から近い位置にあった小さなラーメン屋。当時、未だラーメン戦争は無かった時代で、無論、地元では口コミで有名になっていた店ではあったが、基本オヤジが1人でやっていて3角カウンターに12、3人座れば満杯。旨いとか不味いとかの評価より、食えるか食えないかが、先ず本質的問題だったのではないかと自分や仲間は思っていた。食えれば絶対病みつきになるラーメンだったのだ。因みに当時、日本で営業しているラーメン屋は、醤油ベースで鳴門や法蓮草などもトッピングされたあっさり系が未だ結構あって、油が層を為し、臭いも九州ラーメン的臭みを発するようなものは余り無かった。そういう意味では革命的ラーメンでもあったと思う。安くて、ボリュームが凄くて、オーダーに独自のスタイルがあって一元さんはちょっと入り難い感もあった店であり、トウシローがオーダーの仕方も分からずに、今の内装にする前のエンコの神谷バーに来ていたホワイトカラーのように場馴れないオーダーをしたり、愚図愚図しているとホントに冷たく白い視線が居並ぶ常連から浴びせられる。そんな店であった。だが、一度、食えた者にとっては、何としても乗り越えねばならぬ壁、直ぐにノウハウをマスターして常連の仲間入りを果たした。
     紡いでゆくことの果てには、このような日常を自らのものとしてゆく為の努力と知り合った人々との人間関係の形成、そして仲間になることや、仲間になって何か一緒に作ってゆけるほどの濃い付き合いに至る過程と、その上で意識的に創造的な関係を築いてゆこうとする実存的選択がある。この辺りの事情が、小劇場劇団の作・演出家VS役者のキャスティングや役作りを巡る作品解釈、矢張り自分があわよくば自分の解釈通りに作品を作り上げたいとの自然な欲求との争闘として若干コミカルに描かれている点もグー。

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    2019/02/19 13:39

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  • みなさま
     二郎の表記が間違っていました。
    お詫びして訂正します。
              ハンダラ 拝

    2019/02/20 12:42

    のりんごさま
     コメント有難うございます。
    実に残念なのですが、次郎本店は、道路拡張工事で閉店して、もう随分経ちます。
    閉店後何年かしてジロー系が出で来たように自分は考えています。無論、次郎ファンが
    名店を惜しんでということなのだと想像しているのですが、本店通いだった自分は、ジロー系では1度も食べたことが無いのです。今作で初めて、本店と似たオーダーが生きて
    おり、支持者も結構居るのだと知った次第です、そのうち、ジロー系にご一緒したいですね。
                                ハンダラ 拝

    2019/02/20 00:08

    ハンダラさん
    観てきた!コメント&ご来場ありがとうございました😆✨
    仰る通り、いつものヨロタミとは作風を変えた作品でしたが、楽しんで頂けた様で良かったです😁
    ハンダラさん、ジロリアンだったんですね!
    ラーメン二郎の説明までして頂きありがとうございます😄
    三田の本店には一度も行ったことがないので、機会があったら行ってみたいと思います😉
    今後もどうぞ劇団ヨロタミをヨロしくおタのミ申し上げますm(__)m

    2019/02/19 17:52

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