夕焼かれる 公演情報 ピンク・リバティ「夕焼かれる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    すごい残念。
    前説から流れる伏線。(実はこれ、ラスト近くに気づくのだけれど)
    倒れている男。
    その男を取り囲む犬たち。
    よくできているなあ、と感心しきり。
    殺人犯の男の足取り、そこで語られる彼女の存在。この彼女の存在が物語の鍵であることが示唆されるのだけれど、、、もったいない。「ゴウ、ゴウ、ゴウ」の意味も分かったけれど、
    その犯行動機と、犯行に至る原因が結びつかないのだよなあ。

    ネタバレBOX

    犬、というキーワードがあそこまで活きているのに、もっと破綻してもよいので、単純なストーカーものにして欲しくなかったなあ。
    母親の回想も、最後のアフタートークを聞くまで、実はよく判らなかった。
    葉丸あすかさんが、主人公に懐く犬役というのが、実は肝なのだろうけれど、母親を兼ねるというのは、逆に判りづらくしてないだろうか。主人公が憧れるヒーローは、確かに犬を味方にしているし、綴られる母親の手記は、子に対する愛情に満ちている。
    でも、子に対する愛情があれほど満ちている母親が、あのような残酷な態度に出るだろうか。かなり残酷だ。もし、多少なりとも慈愛があれば、寝ている時間に出て行くとか、騙して親族に預けるとかして出て行かないかな。
    そこを心情の発露として、愛情錯誤に陥いった殺人とすれば、もう「うーん」としか言いようがない。もっと、ホラーサイドによってもよいし、彼女(心さんね)に寄り添う物語っでもよかったような気がするのは、私だけでしょうか。
    かなり、序盤から観入ってしまったので、何か残念。
    単なるストーカーって、、、
    役者の皆さんには、とにかく拍手!!!うまい!!!

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    2018/11/20 13:08

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