新撰組後日譚~SAMURAI達の挽歌 公演情報 劇団め組「新撰組後日譚~SAMURAI達の挽歌」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     カクトニべシミル!!(華5つ☆)
     兎に角、登場する人物たちの粒がデカい。チンケ極まる現代日本人の己の身の周り数メートルの想像力とアリバイ作りに汲々とする世界などアット言う間に吹き飛ばすことができる力を持ちながら、限りなく優しく同時に人として生き抜く為に己の命を的に掛けて生きる姿の何という輝きだろうか!?(追記第一弾 8.4)

    ネタバレBOX

     アナクロ狂犬グループと自分が評価してきた新選組後日譚という体裁を取っているが、今作日本近代とは何だったかを問う内容になっている。殊に、勝、西郷、龍馬、新門辰五郎、その娘・芳、辰五郎の腹心丑松、勤王の志士を匿う京芸嬉・菊松、人斬りと懼れられた以蔵、大奥を牛耳る天璋院と静寛院宮、勝の密命を担って西郷との会談のお膳立てを受けた山岡 鉄舟、新選組リーダーとしての人間性を見せる近藤 勇に対し、鬼と恐れられた一面合理的な土方、新選組三番隊トップだった斎藤 一、そして土方と共に五稜郭で戦いその最後にも彼と同様官軍と戦い生き残った島田 魁を始めとする面々、が荒れに荒れた幕末の京都を舞台とし丁度干支が一巡りする12年後との交錯の中で激動を人間らしく生きる登場人物達の生き様、死に様を活写して見事である。殊に勝 海舟や西郷 隆盛、坂本 龍馬や山岡 鉄舟ら現代にも名を残す偉人ばかりでなく、女の意地を女性らしいやり方で貫くお芳が、勝の頼みで京都から合戦の途中で逃げ帰り幕府軍総崩れとなる大きな原因を作った慶喜の助命嘆願の為に天璋院及び静寛院宮2人に出身である江戸庶民の言葉で啖呵を切るシーン、同じく菊松が土方 歳三との言い争いで見せた覚悟の見事さ等々、女性陣の活躍も男性陣のそれと同等の重みで創られている点が作品全体を現代的な我々の生に繋げても居る。

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    2018/08/04 02:25

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