第3回 神奈川かもめ短編演劇祭 公演情報 神奈川かもめ短編演劇祭実行委員会「第3回 神奈川かもめ短編演劇祭」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    Aブロックを拝見。出演順評価1: ☆2, 2:☆5, 3:☆4 4:☆2 全体は満足度のコーナー

    ネタバレBOX

    一劇団20分以内の作品を上演して勝敗を競うこの演劇祭も今年で3年目。Aブロックは1番目、高知のシャカ力「大好きなものを食べる」。3人のオカマが登場。肝は、娘が可愛がっていたスッポンが死んだのだが、オヤジは素知らぬ顔をして料理を
    拵え、娘と共に舌鼓を打つ。初めにグリコーゲンの多い部分、娘が「おいしい、これなあに?」と問うのを「外側」と答え、次に食べた物を「内側の・・・」と答えるオチ。
    2番目が、島根から来た亀二藤演目は「酒とお蕎麦と男と女」20分で良くこれだけ濃い内容の作品を創った、と感心するほどの脚本。話は観てのお楽しみだ。自分はこの作品が最も気に入ったが、惜しむらくは、最後のシーンで使われた小道具が、このシーンには相応しくなかったことだ。
    3番目は戯曲選抜チームの作品で「机上の空論」文芸誌の編集者とこの雑誌の看板作家、そしてちょっと器用なライターの締切間際のスッタモンダを扱った作品で、編集者出身でライターの自分には、身につまされる科白なども随所に入っていて面白く拝見した。
    4番目は、小田原からやってきたチリアクターズの「くよくよ、迂回」である。妖怪が人間に追い詰められて、何とか起死回生の手を打とうと祭りを計画するのだが、いかんせん、一番人気のあった狼男は人間の女との結婚で抜け、ろくろ首は、妖怪に憧れる人間の女、あとは、とても吸血鬼には見えない吸血鬼と童らしさは若干あるものの、ちゃんと座敷童っぽい形をして出演している訳ではない座敷童達のああでもない、こうでもない。

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    2018/01/27 23:55

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