満足度★★★★
鑑賞日2017/10/20 (金) 19:00
まずは、この大作を3巻分2時間20分にまとめた上に、昼夜公演で演るというのは並大抵のことではない。敷島4兄弟の描き分けがすごくよくできていて、全く似ていないのが凄いなあ。次男は大陸を流浪していることもあって、1人他の兄弟と接点がないのだけれど、それゆえかしがらみなしで、暴れる暴れる。かなり凄惨な人生を歩んでいるけれど、まさにヒーロ然として、爽快感を覚える。
次作は来秋とのことだけれど、かなり先のことに感じられ、観劇後の高揚感をそこまで維持できるだろうか。
でも、さすが直木賞作家の作品、女性陣の配置には娯楽性も高く、結構なエロチシズムを醸しておりました。