満足度★★★★★
二部構成でⅠ部が劇場を体験するワークショップ。講師は中屋敷 法仁さん。Ⅰ部は観ていないので割愛。Ⅱ部が標記タイトルの公開講座である。実に内容の濃い公開講座であった。観客には無論劇作家志望者が大勢いたハズである。この観客を前に登壇したのは、劇作家の長田 育恵さん(てがみ座主宰)、鈴木 聡さん(ラッパ屋主宰)、中津留 章仁さん(TRASHMASTERS主宰)、マキノ ノゾミさん、司会・進行を横内 謙介さん、青木 豪さんの二人が務めた。ゲストとして、新劇俳優(文学座)の坂口 芳貞さんが、主として第Ⅰ部に、鈴木 瑞穂さん(民藝・銅鑼)が第Ⅱ部に出演。Ⅰ部、Ⅱ部共に、所謂小劇場演劇と新劇との背反と小劇場演劇サイドの反省、新劇の長所についての再評価などが語られ、実に示唆に富む、而も切実な公開講座になっていた。6日にも矢張りⅡ部構成で公開公演があり、斉藤 憐さん作の「グレイクリスマス」のリーディングが第Ⅰ部、「新劇を学びたい」と題したトークセッションが第Ⅱ部として公開される。何れも指定席、1部が1000円、Ⅱ部だけなら500円(何れも一般。詳細はHPに当たるべし)