満足度★★★★★
この劇団を拝見するのは今回で3回目。今、自分が若手劇団の中で最も注目している劇団である。兎に角、切り口が毎回新鮮で斬新。
オープニングで明転すると、椅子やテーブルが段ボール製であることが即座に分かる。テーブルに至っては足の部分がミシュランのタイヤマンのように輪切りの円筒を積み重ねてあるのだが、重心をしっかり取った上で最大限相互がずれているのである。従って視覚的には非常に不安定でありながら、物理的には安定しており、その物理法則と視覚とのギャップが既に舞台上の緊張を先取りする形で提示されている訳である。(追記2017.5.15) 断固観るべし!! 花5つ☆