根も葉も漬けて 公演情報 やみ・あがりシアター「根も葉も漬けて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/03/12 (日)

    やみ・あがりシアターさんとのファーストコンタクトとなる本作品。95分という中途半端な上演時間に繰り広げられたのは…(以下、ネタバレboxにて)

    ネタバレBOX

    売れない漫才師・青柳(演・島田洋樹さん)は「花の漬け物」というコトバを口にすると、相方(小野冬樹さん)共々、現実世界から、「花の漬け物」が盛られた皿が置かれたちゃぶ台を囲む、両親・妹・祖母との「疑似」家族団らんの場に飛ばされ、その度に、現実世界で起きた出来事がリセットされていく…という、無限ループに陥ります。
    このループの仕組みに気づいた青柳は、現実世界で不都合が生じる度に、「疑似」家族団らんの場に逃避→現実世界へ帰還→リセットされた現実世界で都合の良い方向へと行動を変える、を繰り返し、現実世界で一定の成功を収めていきます。
    しかし、ループの乱用は、やがて青柳の心身に歪みを生じさせ…と書いていくと、何やらシリアスなSFホラーなように取られかねませんが、実際は、青柳の先輩芸能人たちや、相方・柏木のカノジョの言動で笑いを取る、コメディな場面の多い芝居です。

    役者陣。
    青柳の先輩芸能人たち、とりわけ「ハラッパ姉さん」役の依田玲奈さんが立て続けに披露する一発芸は、お世辞抜きで、これだけでチケット代のもとが取れる、特筆モノのクスクス・ゲラゲラ!
    また、加藤睦望さん演じる相方・柏木のカノジョの存在も、劇中の良きアクセントとなっていたと思います。

    最後に、思い出したように言いますが、こんな妙ちくりんなストーリーを考え出した作者の脳みその中をいっぺん拝ませてもらいたい…と凡人の観劇おじさんはつくづく感心しまくりでした、とさ♪

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    2017/03/12 03:24

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