メキシカンタコス 公演情報 劇団 EASTONES「メキシカンタコス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    East onesなのかにゃ
    え~、Eastones初の「ミュージカル」である。

    ネタバレBOX

    場所の設定は房総半島南端の館山。そこに立地するペンションの話である。東京より年平均気温が0.5度高い地域だ。
     タイトル通り、メキシコが絡む話なのでスペイン語が結構出てくるし、スペイン語でプロレスを表すルチャリブレも登場、歌と踊りがかなりふんだんに披露され、楽しい舞台だ。おまけにおっかにゃいマフィアも絡んで、殺陣ならぬアクションシーンも楽しい。(因みにEastonesは、普段時代劇を演じている劇団である)
     無論、開業して10年になるこのペンションの栄枯盛衰が絡んでのマフィア登場であり、借金の返済に絡んで取り立て屋としてマフィアが登場する訳であるが、ヤクザ組織が海外のマフィアとつるみ、ボスが日系メキシカンである点も興味深い。
     当然のこと乍ら、マフィアも取り立てに当たって法を盾に攻撃してくる。従ってペンションサイドでも借りたものは支払わざるを得ないのだが、相手が突き付けてきた条件は一括返済。これを分割にしてもらえないか、というのがペンション側の要望である。事故で夫を8年前に亡くしたペンションオーナーと最も貢献した社員との恋も絡み、嘘に対してトラウマを抱えるマフィアボスに対する嘘がバレル緊張を上手く用いて、最後までだれない。上質なエンターテインメントである。

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    2016/12/02 12:27

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