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羅馬から来た、サムライ 東京公演
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公演情報
THE REDFACE「
羅馬から来た、サムライ 東京公演
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10482)
満足度
★★★★
骨太なシナリオ
だが、若干かむシーンが多かったのは残念。
ネタバレBOX
寛文8年(1668)、屋久島に奇妙な侍姿の大男が漂着した。男の名は、ジョバンニ・バチスタ・シドッチ、高位の宣教師であった。島原の乱以降増々キリスト教弾圧を強めた鎖国中の日本へ来て堂々と自らの身分を明らかにした彼は捉えられ、翌年から江戸にあった切支丹屋敷に幽閉される身となった。彼はローマ法王から直々のミッションを与えられていた。そのミッションとは失われたアーク探しであったと言われる。何れにせよ、幕府としても疎かにはできない問題であり、吟味役として賢者の誉れ高い新井 白石が任じられた。
シドッチの高い知性に感じた白石は、数十年ぶりに日本を訪れた宣教師から世界の新たな情報を得ようとの考えもあってイタリア語の理解にも勤しんだ。高い教養を身に着けたシドッチにも白石の知能の高さは自ずと伝わり二人の間には互いを尊敬しあう関係が生まれていった。一方、シドッチの日常生活の世話を命じられた長介・はる夫婦が身に着けていた十字架を見たシドッチは、復活祭に当たって彼らに洗礼を授けてしまう。信仰は大切だとしながら、法では禁じられた受洗を受けたことで長介ははると共に自首し、囚われの身となってしまった。白石は彼らの助命の為に動こうとするが、事実が発覚した時、それは既に白石の力の及ばぬ所で進行していた。白石は、学ある者の勤めとして本を書く。書名は「西洋紀聞」優れた書物は、時を越え、所を超えて生き残ることを知っていたからである。座敷牢で亡くなった3人の人間に対する白石のノブレスオブリージュとレクイエムは、2014年4月4日切支丹屋敷跡から発見された3体の遺骨のニュースとなり、今作上演にも繋がった。
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2016/07/15 12:29
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