大博覧会 公演情報 江古田のガールズ「大博覧会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「ご臨終」を拝見
     今回、江古田のガールズが挑むのは1か月の公演。「桃太郎」「どん底」「ご臨終」の劇作3本と各人の宴会芸で1か月を乗り切ろうという企画である。自分は「ご臨終」を拝見した。(追記2016.4.7)
     続きという名のおまけ:芝居だけで3作品ということでブレている!! との批判があるとか。下らないイズムに凝り固まることは、表現する者の立ち位置ではない。真理が例えどのようなものであるにせよ、その表れ方は多様である。どこに作家の根拠を置き、どのように表現しようが、それは作家の自由であって決して縛られるべきものではないし、自由の中で戦ってこそ、表現する者なのであり、表現する者の名に値するほどの者ならば、自由の真っただ中で選ぶことができないほどの圧倒的自由へ至りついた体験も持っていよう。そのようなことに思い至ることすらない者が口を出すことではあるまい。因みに我らが生まれてきた意味とは、梁塵秘抄ではないが”遊びをせむとや生まれけむ”にあると自分は信じている。
     あと、定刻に始まらなければ絶対ダメ的なことを言う人々が増えているようであるが、最近では、相互乗り入れ路線が増えたこともあり、電車は遅れがちである。定時に始めたいのは、演ずる側もそうだろう。当たり前すぎることに難癖つけるより、ゆったりいきたいものである。要は紳士・淑女協定を守るオシャレな時空でありたいのである。(携帯・スマホなどを消さなかったりする連中は、くる必要なしということでもあるが)

    ネタバレBOX

    亡くなるのは、ラーメン屋の親父で入院しているのだが、危篤の報で集まった家族は、一人を除いて皆、父とは離れて暮らしてきた。而も何度も持ち直して1週間が過ぎようとしていた。
     役者陣の演技はかなり上手い。終盤のまとめ方も見事である。惜しむらくは、場所の設定をもう一工夫して欲しかった。何度も持ち直したとはいえ、病院に一人も付いていない、というのは如何にも不自然。一人、ずっと父と暮らしてきた人間が付いていて終盤の展開になれば、尚臨場感や説得力、彼女の不満の持つ説得力が増したことは間違いない。若干、シナリオに手を加え、板の隅を区切るなり、電話ボックス様の箱を置くなりして、照明で工夫をすれば、病院の待合室の設定はできるハズ。

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    2016/04/07 02:12

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  • おまけつけちゃいました。
              ハンダラ

    2016/04/08 16:06

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