0号 公演情報 ゲキバカ「0号」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    音響効果バツグン!
    0号とは現像所から出来上がって来たばかりのフィルムの事をいう。


    殺陣シーンの音響効果って大きい方が迫力があるよね?
    それは大げさなほうがいい。
    更に、ワイルドな音楽との相乗効果で私達の聴覚・視覚をこれでもかって、刺激した舞台。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    坂鶴の大げさなメイクがいい。大げさな立ち回りも。じーっと観ているうちにニンゲンじゃあないゾ、これは!

    ってな気持ちになっちゃうから気持ちいい。

    ボリューム高めの音響効果も大げさでその上殺陣シーンも相当な練習をしたんだろうなーと思わせるほどの壮絶なクライマックスだ。まさに樹海レベル。

    そんな中、後藤(嶋アイランド)と千代子(ザンヨウコ)の回想シーンを織り交ぜながら、物語のナビ役を担う。

    最近、こうゆうナビ的な語り部で劇中の説明をする芝居が多い。分かり易いのでワタクシは好きだ。それにしてもザンヨウコ・・、彼女は独特の雰囲気がありキキキリンに似たボケと語り口調が大衆の耳に優しく響く。毒が無い。どこまでも心地いい。
    たぶん、観客は全員彼女が好きなんだろうと思う。


    後藤は嶋アイランドの主宰で脚本家だ。以前、4月頃だったと思うが、『ザ・スネーク』を観に行った。勿論、コーヒーの劇団員が4人も客演していて、しかもホチキスの小玉さんまで客演してるという豪華賢覧の役者陣だったからだ。

    個人的に後藤はいい役者だと思う。今回も年齢のギャップを乗り越えそれらしかった。もっとハジケテ、ザンヨウコの尻を触って欲しかった!(^0^)

    物語はガッテンだ!みたいな極限状態から、1on1のサシ勝負に変わるかと思いきや坂鶴はダイナミックに倒れる。
    倒れる前に坂鶴は「かめ(柿ノ木、またの名を一休さん)とケンちゃんを頼む。こいつらには身寄りがねえ、お前が面倒見てやってくれ。」と菊田に頼む。

    ここでホロリ。(;;)


    その後、若かりし頃の後藤と千代子は付き合うことになるが千代子は監督から抜擢され大女優へとのし上がる。それに引き換え後藤は相変わらず三流役者だった。


    千代子の主役映画のキャバレー「愛は蟻地獄」のシーンで盛り上がる。
    た、楽しい!(^0^)しかも・・若い頃の千代子(三枝)の大開足の際の足の長い事、長いこと!(超びっくり!)


    やがて、後藤にも赤紙が届き、千代子との別れのシーンから場面は南の島グアムでの戦死のシーンまで動く。
    ここでの南の島に雪を降らせる展開は劇団四季の「南十字星」でも「南の島に雪が降る」でも観劇してるから、決して新しくない。そういえば・・明石さんまも公演してた。確か途中、ざわわーざわわーざわわーー。とサトウキビ畑の導入歌が入っていた。

    そして最後の場面では、戦死したと解っていながら、それでも後藤を日本で待つ千代子の上から冷たい雪がはらはらと舞い降りる。

    「神様、雪降らす力があるなら、私のあの人をここに連れて来てください、雪・・。」



    笑い、殺陣、ダンス、涙。盛りだくさんの内容は圧巻としかいいようがない。






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    2008/11/06 20:03

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  • ん。コーヒーは毎回楽しい!(^0^)

    ザンヨウコは独特のなごむ雰囲気があるし、しゃべり口調もいい感じ。
    今度機会があったら是非に。

    2008/11/07 19:01

    おぉ、感激のフルマーク・・。
    良い作品に巡りあえて良かったですね・・。

    コーヒー牛乳は自分も好きな劇団です。
    とてもテンションが高くてサービス精神も旺盛・・。
    好感が持てる劇団です・。

    ザンヨウコさん、みささまのレビューにしばしば登場して興味深々なのですが、実は自分まだ観た事ないのです・・。

    今度是非観てみたい役者さんの一人ですね・・。

    2008/11/07 01:22

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