満足度★★★★★
言語の違いを活かした演出が出色
料理人役:夏目慎也さんとその下っ端役のようなぺク・ジョンスンさんのかけ合いが最高に面白かった。
単に面白おかしいというだけではなく、言語の違いを活かして価値(力学)の反転を生じさせる笑いのため、本質的に素晴らしい。
それは脚本、演出、2人役者の演技力・個性が重なってできた素晴らしさだと思う。
全体として、私は『テンペスト』の内容を知ってしまっていたから、日韓で『テンペスト』をやる際にどういう落としどころに持っていくのだろうということを意識し過ぎて観てしまい、この結論も悪くはなかったけど、、、と思ってしまった。
『テンペスト』なんて知らない人の方が、色んな見方ができてより楽しめるのではないかと思う。
※全体の満足度は星4ですが、夏目さんとパクさんの賭け合いが絶妙なのでその点で星5。