リボーン・チャンス 公演情報 カムヰヤッセン「リボーン・チャンス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    花四つ星
     良い舞台というのは、無論、脚本、演出、演技を中心に舞台美術、空間処理、音響、照明、スタッフの誘導体制、対応など総ての要素を含むが、自分は、脚本から照明迄を特に重要視する。

    ネタバレBOX


    劇団関係のスタッフ関係は、概ね良い。(但し、官公庁がでしゃばる公演は最低レベルの者が多い。受付時の要領の悪さ・対応のまずさなどが代表であるが、何を勘違いしているのか、猛省を望む。)今公演は、地域コミュニティーのコア施設にあるホールでの開催。スタッフ対応も自然であった。
     本題に戻ろう。良い舞台についてである。シナリオ段階で、不用意に内容を明かさない。明かすこと自体を制御することで、ドラマツルギーのポテンシャルを上げてゆくのだ。どの時点でどの程度伏線を入れるかが作家・演出家の腕の見せ所である。今作も、その点では、かなりいい線を行っている。役者の演技も合格点、殊に弁護士千代田役、コロ、川邊洋服店経理小宮役、ししど ともこ、川邊家長女すず音役、永井 久喜の役作りが気に入った。
     惜しむらくは、描かれる対象の枠が、やはりこじんまりし過ぎていることだ。更に広く、深く世界と己を見つめてほしい。星は花四つ星。






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    2015/10/16 16:45

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