落語でショー改め「座布団劇場七枚目ッ」 公演情報 占子の兎「落語でショー改め「座布団劇場七枚目ッ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    表現する者とエンターテインメント Cを拝見
     今作は、落語のネタをもとに各々を造形化して見せた作品であるが、落語と演劇の衝突を賭して、そこに生じる矛盾や爆裂を唯一の表現と看做すようなラディカルな作品ではない。6話を総じて括るとすれば、人情話が選ばれていると言えよう。

    ネタバレBOX

    従って、創作サイドの狙いは、観客を癒すことだと思われる。無論、激しく政治が右傾化している第二次安倍政権下での戦争状態を、この植民地の民が狂わず受け入れる方法は、こういうやり方なのかも知れない。然し、と自分は言うのである。ここで狂うことを恐れていては、本質を捉えることも逃すのではないか? 時代がこのように酷く虚偽と瞞着と裏切りと、破廉恥に塗れているというのに、我らの根にある昏く深い我ら自身の倨傲や欺瞞に竿ささずに何をどうすることができると考えているのだろうか? 
     それとも、何の力も情報もなく知恵もない所から諦めが先に立って、情けない侘しい自分たちのせめてもの慰めにという所存なのだろうか? 改めて、表現する者に何ができるのか? という問いが立てられねばなるまい。何故なら、仮に表現に意味があるとするならば、それは、自らの根差す人間と人間性総体を場とする時代と切り結ぶことによって生じている坩堝のような生活・存在の総体の一部に入り込んで、定かならぬカオスに何らかの秩序を与えることに他ならないからである。
    その「秩序」が、アメリカの都合による押し付けと目論見によって為されているのが、現在、安倍政権のやっていることであるならhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015092202000210.htmlこの背景にあるのは、アメリカの弱体化による日本への軍事代替である。具体的には、日本全土の沖縄化が考えられるであろう。実際、数々の反対に関わらず米原子力空母、ロナルド・レーガンは横須賀に10月1日に入港した。即ち推定120万KW(2基で)の出力を誇る原子炉を首都圏に置いている訳であるが、出力が推計でしかないことからも明らかなように、事故時に推定しなければならない被害規模の基礎データさえ、日本は持っていない。これが国家と言えるのか? という程度の危機意識は最低限持ったうえで生活したいものである。核事故で、最も惨めな死の危険に晒されるのは、他ならぬ我々自身である。そしてその我々は、選挙年齢に達していれば、基本的に主権者であるのだから。

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    2015/10/04 11:14

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  • ハンダラ様

    御来場、観てきた!コメント、ありがとうございます
    占此の兎の清水です

    深いご感想有難うございます
    これからも精進してまいります
    どうぞよろしくお願いいたします

    有難うございました

    2015/10/13 02:53

     ちょっと立ち位置を問題にしたので辛くなっています。悪しからず。
                                        ハンダラ

    2015/10/04 11:17

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