ラインの黄金 公演情報 新国立劇場「ラインの黄金」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    とても演劇的なステージ
    オペラのイメージを変えると言ったら大げさだが、ネオンサインを使ったり(ドイツ語なのに英語表記はご愛敬か)光線を駆使するなど、個人的感想だが蜷川幸雄さんの舞台を連想してしまった。

    新国立劇場のシーズン開幕オペラで、ご存じワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の序夜で一幕もの。天上界の神々、地上界の巨人族、そして地底界のニーベルング族。三層構造の格差社会で、主人公アルベリヒは愛を捨てることで財力、すなわち権力を持とうとする。

    字幕を読むのも結構大変な、とても演劇的なオペラだ。アリアや重唱、合唱などのオペラ音楽の型をとらず、オーケストラピットにはハープがずらりと並ぶなど、音楽としてもちょっと違うな、というステージだった。

    ネタバレBOX

    「持つ者はたえず不安にさらされ 持たざる者は嫉妬に身を焦がす。誰もそれを切望するが、誰もそこから益を得ない。持ち主は富を得るどころか、死の手先を身に引き寄せる」
    最終場でアルベリヒが黄金の指輪に呪いをかける。


    格差社会はワーグナーの時代だけでなく今も続く。この呪いの文句に、いろいろ考えさせられます。

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    2015/10/02 15:57

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