満足度★★★★
真摯
小学生の頃、長崎の原爆資料館を授業の一環で見学したが、生々しさと事柄の衝撃さに途中から記憶がない。
選抜された原爆少女25人。
ヒロシマ、被爆、戦争、言葉からくる悲惨さやキツさが先立ち、泣かずに見てやる、と覚悟してたのに、片腕失っても清廉さを失わない信江さんの話から涙腺緩んでしまった。
対面式のステージだったが、頭上からぶら下がった焼き焦げたような布切れが人の疵痕や建物の痕跡のようにも思え、そちらも胸に迫る。
少し長めかな、とも感じたけど普段のチョケーの舞台と思えば苦にもならず。役者さん含め好演でした。
ここから余談。
終演後、階下ロビーは、生憎の天気で外で待機することが出来ない観客や関係者がごったがえしていた。
アンケートを記入するも、階下の回収場所までたどり着けず、結局持ち帰ってしまった。小劇場の終演後の混雑風景は見慣れてるから、それはいいんだが、観客にアンケートをお願いするのなら、回収スタッフを一人でも置いて誘導して欲しかった。