満足度★★★★★
部屋の数だけ物語がある!
これがね。ちょっと衝撃。
ちょっと考えれば当たり前のことのはずなのに。
大人になると視野が狭くなるっていうけど本当。
こういうオムニバス形式の話って面白いですね。
オムニバス?オムニバス?オムニバス!
話も舞台もグルグル。
面白いね。
そういえば交通事故で毎日のように誰かが亡くなっているとか意識したことなかった。
結局私は狭い範囲内のことしか知らなくて、人の痛みだってわからない。
たとえば捻挫したことあるからその痛みはわかっても骨折したことないから骨折がどれくらい痛いのかは想像しかできない。
包帯グルグル、痛そうだね。でもどれくらい痛いんだろう?
わからない。
すっごく痛そうなのはわかるけどそれ以上の想像はできない。
人間は結局自分の経験した範囲内しか本当には理解できない。
そういう意味ではこのお話の「彼」の気持ちもわからないでもない。
でも、だから私はお芝居を観にいくんだろうな、って思った。
舞台には私の体験したことない、知らないことがいっぱいある。
役者さんが演じる熱量によってそれを本を読むよりずっとリアルに疑似体験させてくれる。
特にボクラ団義を観にいった後は自分の人生では絶対ないだろうなって経験をした気になってなんか視野が、世界が広がった気がする。
だから好き。
だから観にいく。