糸、あと、音。 公演情報 時々、かたつむり「糸、あと、音。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    突っ込み所満載
     時々、かたつむり。ということは普段ナメクジ? なのだろうか? ということはナメクジも一種のやどかり、ということになりそうだ。まあ、軟体動物であることは共通していそうだが、通常のヤドカリは甲殻類? だが、借りる家の元の住人は軟体動物。面白い関係だにゃ。

    ネタバレBOX


     閑話休題。ところで作家のスタンスは、余り論理的な地平ではなくイマージュをベースにしているようだ。それで隋所に非論理的な箇所や、全体としてのリアリティーの欠如が感じられるのだ。まあ、作家のタイプだから、仕方ないとして、演劇としては、矢張り中途半端な作品にしかならないと思われる。何故なら、演劇がドラマチックである為には、鬩ぎ合いがなければならないのだが、イマージュは、曖昧化を本質とするのでドラマチックには決してならないからである。
     一応、それでも資本主義の喧伝するレベルでの夢心地や何やかやを語ってはいるが、本質的なものではない。無論、ハルカの指し示しているレベルも「2001年宇宙の旅」に於けるHALの位置にすら達していない。無論、ユイスマンスの「さかしま」のような痙攣が在る訳でも無い。シナリオの甘さが目立つ作品ではあった。

    0

    2015/08/15 02:35

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大