1995 公演情報 ブルドッキングヘッドロック「1995」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    「金返せ!」とは言わないが
    かなり微妙だと思いました。

    ネタバレBOX

    2015年と1995年を一つの舞台で同時多発で進行して、1995年に芸能に関わって辞めた人や続けた人を2015年で描いて、主人公は母娘で娘のほうは1995年と2015年の二役で、それでオリンピック絡めて日本の今後のことも描いてというアイデアを集めて作られた劇なんだなと思いました。

    そのアイデアを生煮えのままドカンとぶつけられたので「人気劇団でもこんな芝居作るんだ」と驚きました。脚本の草稿段階を観せられた印象でした。

    終わりの方で軍靴の音が響くシーンがありますが「そんなこと劇の中のどこかで言ってたかな?」と思いました。
    未来人も二人出てきますが、どうして出てきたのかは解りませんでした。

    前半の会話では「ここで笑いを取りたいのかな?」といういくつかが滑ってた気がしましたが、岡田あがささんが名前あてを初めて「言うなっつってんだろ」あたりから笑いが起きるようになって良かったです。

    二役を演じた相楽樹さんは可愛かったです。津留崎夏子さん演じる夏木さんが魅力的なキャラクターで、現実にこんな人がいたら知り合いになりたいと思いました。

    何か言いたいことがあるのかないのかも解らない劇でした。とんがってて毒みたいのを食らわされたなら「金返せ!」と言えてなんか肥やしになっていいんですが、毒にも薬にもならない感じで「金返せ!」と言うまでの衝動が湧きませんでした。

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    2015/08/02 17:28

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