満足度★★
やはり良さが分からない。
このところミュージカルファンの間では「エリザベート」一色の感がある。
演劇好きが多いCoRichではどんな評価だろうと思ったら、ほとんど無視。
思わずニンマリしてしまった。
東宝版初演を見たとき、全く良さが分からなかった。
演出が変わり、魅力的なキャストということで見ることにした。
しかし、やはり相性はすこぶる悪い。
狂言回しがいて、エピソードを羅列する演劇としては稚拙な作りのこの作品、
スターが唄うミュージカルシーンがミュージカルファンにとっては魅力なのだろう。
しかし、音楽そのもに魅力を感じないぼくにはこの作品のいいところを探すのが難しい。
ハプスブルグの貴族たちを嘲笑するミュージカルシーンからは、ユーモアを感ぜず、作品の品格を落とすだけ。
クンツェ&リーバイ&小池修一郎演出の作品は、どれも似たようなものだけれど、その原点がここにある。
星2つは出演者の魅力。