小林一茶 公演情報 こまつ座「小林一茶」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    自画自賛
    戯作者は偉い。

    ネタバレBOX

    小林一茶が札差商人夏目成美の屋敷から480両を盗んだとして捕縛された事件を戯作者上がりの同心が関係者たちに芝居仕立てで一茶のそれまでの半生を再現させることで真相を暴き、現在で言うところの俳句である発句に専念させるべく一茶を信濃に帰すとともに、同心も同心を辞めて戯作者として生きることを決意する話。

    船で米を運ぶ時に水を被って商品価値がなくなる濡れ米(ぬれまい)という事故をでっち上げて暴利を貪ろうとした成美たちの仲間によって一茶は嵌められたのでした。

    俳諧師を目指していた一茶でしたが、俳諧は連句を作るときにお金持ちの相手に媚びるお座敷芸で、この同心は一茶を信濃という俳諧の環境のない所に押し込めることで発句に専念させ、彼の文学的才能を開花させようとしたということでしたが、戯作者は先見の明がある偉い人であると、井上ひさしが自画自賛したことが分かりました。

    舐め紙というお座敷遊びがあったことも勉強になりました。

    1979年初演の作品。特に音楽劇というわけではありませんでしたが、途中の歌と踊りはもう要らないと思いました。

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    2015/04/30 09:11

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