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愛しきは
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劇団 きみのため「
愛しきは
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10442)
満足度
★★★★★
坩堝の時代
物語は敗戦直前の1945年7月から始まる。
ネタバレBOX
尚、舞台の作りは下手半分が小原家の暮らす空間、上手半分は、その大家で馬鹿一と称される絵描きのアトリエ兼寝室であるが、この絵描き、石や花ばかりを描いている。絵を描く為に必要なスペースはキチンと確保してあるのに、寝る場所は片隅のソファである。要するに、石と花は、何の文句も言わずに画家のモデルになってくれるので、絵を描ければ、それだけで楽しいこの天才肌の絵描きのお気に入りなのである。然し、いくら彼が天才だと言っても、普通の生活者から見れば、石っころばかり何十年も書き続けて、馬鹿じゃねえの? か、良く言って変人どまり。まして太平洋戦中・戦後の日本は、日本近代史の中でも最もアナーキーな時代であったから尚更である。
無論、この舞台作りには、キチンと考えがある。舞台の設えそのものをこのように脳天気で憂き世離れした天才肌のアーティストと時代の変遷に翻弄され続ける庶民の姿を、恰も一つの額縁に収まった絵画のように対比させられるように作られているからである。
この対比が、時代のめまぐるしい変転と絡み合って近代日本史中最もアナーキーな時代の坩堝の渾沌と最も純化された魂とそこから生まれてくる生活を対比してもいるのだ。
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2015/04/17 17:54
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