忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    知らぬ阿呆に観ぬ阿呆…同じ阿呆なら観なきゃ損・損
    史実のうち、確認できていない部分を創作し、演劇らしい新解釈を加えた面白い内容だった。その軸にこれまた闇の世界で蠢く集団に光を当てて、自由度を広げる手腕が素晴らしかった。また、観せ方としてミステリアスな部分も取り入れ、3時間(途中休憩あり)近い公演にもかかわらず飽きることはなかった。
    この劇団の公演はいつも多くのキャストが出演する群像劇であるが、今回は若手バージョンの公演もあり、キャスト陣の厚みも感じた。

    ネタバレBOX

    時は戦国時代(織田信長が織田家当主になり、本能寺の変で死亡したとされる迄)、その終焉とも言える大阪夏の陣(大阪城落城)を遠目に回顧話をしている3名がストーリーテラーとして登場。

    後の豊臣秀吉が伊賀の里出身の忍者、本能寺の変は豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀の3武将共同謀反という設定。織田信長、明智光秀の遺骸は発見されていない、もしくは正確に確認できていない。それを根拠に明智光秀は後に天海僧正になったと...。

    伊賀忍術を駆使し、時の権力者と渡り合うエンターテイメント...その奇想天外なストーリーが本公演の魅力であろう。脚本・演出の面白さだけではなく、演技もコミカルでありながら、迫力あるシーンをしっかり観せる。そして魅せる。

    今後もこのような楽しい公演を期待しております。

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    2015/03/18 23:22

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