僕の内定先は、ショッカーです 公演情報 劇団サラリーマンチュウニ「僕の内定先は、ショッカーです」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    爽快 明るい笑い
     ショッカーって、あの仮面ライダーのショッカーである。当然、世界征服を画策する秘密結社なのだ。だから挨拶はヒトラーに対してするハイルみたいな形で、鋭く“イーッ”と叫ぶ。(更なる追記後送)

    ネタバレBOX

     東大文Ⅱの学生、住友 大地はひたむきになれるタイプの人間を羨ましく思っている。勉強でもスポーツでも、何の努力もせず、できて仕舞う彼には夢中になることなどないからである。おまけに金もあれば、こねもある。総てに恵まれていることが、総てに距離を取らせるのだ。一方、そろそろ、就活も解禁。彼ほどの才もコネもなく、卒業も危ぶまれる中村は、経済的にも恵まれない為、矢張り就活に必死になるしかない。そんな時幼馴染のショッカーファンが、ウェブでショッカーのインターン募集のサイトを見付けてきた。
    幼馴染の彼女と大地はインターンに応募、採用される。大地と同じ日に面接を受けたのがKO大学卒の女子。大地に対して、幼馴染の女の子とライバル関係になるが。恋の鞘当はあくまでサイドストーリーだから、そんなこともあるんだ、と流してくれれば良い。
    問題は、世界征服とはいえソフトランディングの時代、ショッカーとて、強面で勝負できる訳ではない。表面上は無論普通の会社である。
    トップは無論総てを統括するが、現在、極東支部幹部は3人。新エネルギー開発部門には最も若いゾル大佐、手下の開発した特許や諸成果をパクることで有名であり、能力は3人の幹部の内で最も低いが、強権的で形式主義者である。メディカル事業部門は、蜂女。優秀だが、自分が自分が、と我の強いタイプ。年中ゾル大佐をからかい、喧嘩寸前で止められている。幹部の喧嘩は法度だからである。何故なら、改造が施されているので、破壊力が半端ではないからである。3人目は情報管理部門を担当する死神博士。人望厚く、部下の能力を最大限引き出すことに長けており、普段はマネージャーに現場統括を任せており、マネージャーも矢張り部下を活かす術に長け、各スタッフの好きなようにやらせて最も成果を上げている。大地らは、早速、配属先で仕事を始めるが、現場には新しい支部長を決める為のコンペの影響が現れ始めても居た。大地は、最も合理的と考えることを実践。早速、成果を上げるが、マネージャーに自らのやり方を説明し、成果を示すと、明日から来なくていいと言われてしまう。生まれて初めて、自分の“合理性”を否定されることになった大地は、矢張り生まれて初めて、本気になって働くとは何か? を考え始める。(2.15分追記)

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    2015/02/13 14:17

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