ゾンビ沼袋 公演情報 lovepunk「ゾンビ沼袋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ”どどいつ”がレビューには出てくるにゃ
     皆、一所懸命なのだ。闘いのシーンや闘いに向けて闘争心を燃え上がらせるシーンでは三白眼になる役者も居て、中々迫力がある。

    ネタバレBOX

    が、どうも表現に深みが無い。それは、身体性に頼りすぎているからだろう。無論、演劇に於ける身体は、最も重要な要素には違いない。然し、我々が生きる現代は、それなりに複雑な社会でもあり、人々の孤立も深い。この植民地では、マヤカシが大出を振って中味の無い阿保面を得意気に晒しているのに、それに気付かない人々、気付かない振りをする人々がマジョリティーなので、深く生き、悩む事を避けない生き方をすることは、容易いわけではない。だが、そのことに甘んじていては、無論、良い作品は作れない。心の内側を耕して更なる境地を開いて貰いたい。
    今作は“諦めましょうとどう諦めた諦めきれぬと諦めた”というレベルをちょっとアメリカナイズした上で、植民地に当て嵌め、皮相に押し上げられたM版とみた。であれば、この状況を逆照射する痛烈なアイロニーも欲しい所だ。

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    2015/02/11 17:38

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