APOFES 2015 公演情報 APOCシアター「APOFES 2015」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     1人、1時間、
     休憩等で30分インターバルがあって次の演目、という具合に繋がってゆく形式の独り芝居フェスティバルである。ApocTheater5周年の企画なのだが、自分は、1日通しで3本を拝見した。もとより、独り芝居は、役者の力量が、もろに問われる形式だから、シナリオが良く、無理のない粋な演出であれば、後は、役者次第だ。一応、1作ずつ、評点をつけ、その上で全体的な評点をつけたい。

    ネタバレBOX

     
     18時に開始されたのは、“わか まどか”さんの作品。能のような幻想的な世界観がベースになっているので、時空を自由に彷徨う手法に違和感はなく、彼女の演技の上手さも手伝って完成度の高い粋な作品に仕上がっている。今後もまだ、演じられるのでネタバレは控えるが、星5つ。
     19時半開始は、“富田 健裕”さんの作品。相手構わずナンパしまくる男を巡る、信じられない恋愛関係の縺れを描く。これ以上は書かないが、意外性がある。星4つ
     21時開演は、“池谷 駿”さんの作品。同級生の女子の赤白帽紛失事件を発端に、金太郎飴よろしく、延々と続く、主人公の憧れる女性の髪の匂いに関わるもの、先に上げた、帽子の他、カチューシャ、ヘアピン、リボン等々に対するフェティシズムと、それに絡む罪が呼び起こす事件等が、これでもか、という具合に偏執的に続くが、主人公は、この物神性を乗り越えることが出来るか否かは、観てのお楽しみ。星4つ。

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    2015/01/20 17:21

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