ダキニ城の虜 公演情報 舞台芸術集団 地下空港「ダキニ城の虜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    資本の行方
      上手、下手、奥総てのパネルに出捌け口や窓が設えられ、パネルには、様々な文字が記されている。開演前には、各国語で演説調のスピーチが流され、独特の雰囲気を醸し出している。

    ネタバレBOX

     
     物語で目新しいのは、自治体と企業が合体し新たなシステムとして機能している点だ。こういうことは、極度に資本が巨大化し、収奪のシステムが資本主義経済だけでは、不十分であるとされた時、必然的に出てくる新たな収奪システムの具体例として注目に値する。
    「古事記」が、換骨奪胎されていたりもするので、天皇とのことにも想像力が及び、色々な意味で面白い。まして、この時期である。
    役者陣の縦横の動きと演出、照明などの効果によって、舞台上は常に心地よい緊張があり、好感を持った。物語の内容については、未だ上演中なので詳しく述べないが、想像力の働く人には、かなり読める。

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    2014/12/18 01:47

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