LACK. 公演情報 projectDREAMER「LACK.」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Aキャストを拝見

     今公演は、「ユートピア」と「病の王国」の2本上演である。まあ、通常の時間内で収まる。
    では、先ず「ユートピア」から参ろう。(初日を終えたばかりなので、ネタバレは途中迄)
     フェニックスのマスター役、武田 祐一の演技は、新宿独特の優しさや寂しさ、ゲイの持つ雰囲気を醸し出してとても気に入った。

    ネタバレBOX


     新宿2丁目のゲイバー“フェニックス”マスターのシンは、薬チュウだった性同一障害者、ケイを薬禍から救った。その後、立ち直ったケイは、精神科の看護師となったが、店に来た大学事務員のヒロミが倒れたのが、薬の所為だと知って他人事とは思えず面倒を見、彼女の薬が切れる迄の間、シンに頼んで、店内に監禁し、禁断症状から解放しようとするが、ヒロミは、逃げ出してしまった。彼女は、高卒で大学の事務をやっているのだが、コンプレックスから、大学に進学する望みを持ち、デリヘル嬢をして金を貯めていた。一方、仕事の関係で知り合った、勤務先の学生が、薬の売人をやっていたことから、薬を入手、1年ほど前から薬チュウになっていた。
    次「病の王国」だ。
    lackとは、欠如、それも必要なものの欠如を表す名詞でもあれば、他動詞でもある。他動詞の場合、本質的属性を欠くというケースもあるので、意味する所は、かなり深いと言わねばなるまい。
     彼女のロストバージンは、実父であった。父の女癖の悪さと、彼女自身が応募してグランプリに輝いた美少女コンテスト後のメディア攻勢に母は精神を病み、彼女に当たり散らし、虐待を繰り返すが、娘は母が若い頃やっていたと同じように、売りに走り、中年、初老の男達から大枚を巻き上げていた。
     そんな娘も15になった。誕生日のその日、懇願する義母に誘われるように娘は。

    0

    2014/11/19 10:31

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大