SPIRAL Cage 公演情報 teamキーチェーン「SPIRAL Cage」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大人への不信感
    アホ極まる植民地政府が、宗主国の言いなりになって、自国民から搾取するのみならず、核被害犠牲者をモルモット化してデータを集め、宗主国の利害、宗主国の仲間の利害の為に注進し、自国民にバレルと流石にまずいので、嘘と情報操作、隠蔽、嫌がらせ、恐喝、殺人(どんなに軽くしても幇助)等々、ありとあらゆる方法で事実を潰しにかかるこのエリアに住む、精神的に健康な若者が持つ当然の心情を描いた作品と言えよう。
     舞台美術に使われている柱の意味を見出した時には、慄然とした。

    ネタバレBOX


     さて、ストーリーを若干、紹介しておこう。池袋にある高級ホテルには妙な噂が流れていた。ネット上では、このホテルの何処かの階には、怪しいものが現れるという嘘とも真とも知れぬ書き込みが絶えなかったし、都市伝説とも、悪い冗談ともとれる噂がひきも切らず載っていた。
     一方、TVのバラエティー番組制作を任されているプロダクションでは、視聴率の低迷にプロデューサーがカンカンである。プロデューサー自身が出した企画なのだが、失敗すると下に責任だけ押し付けてストレスや不満のはけ口にする、例のヤツである。それでも現場は、プロデューサーの言うことに従わなければ、仕事が回ってこないから、しぶしぶ仕事をこなしていたが。プロデューサーのストレスもマックスに達したと見えて、最終通告が出された。現場リーダーは、企画はあるととっさに嘘をつき、その場は逃れた。企画会議と言う程大げさではないが、スタッフが集まって相談をしていると、セコンドが、あるにはある、と言い出した話が、件のホテル怪奇譚であった。セカンドにノウハウを教えて貰っている作家志望の女子が、持ってきた話だったが、バラエティー系ではなく、単なる噂話かも知れないが兎に角、取材してみよう、と動き出すと、このホテルのできる前に、おかしなことが幾つもある。それは、国家の絡んだ大きな秘密プロジェクトだった。

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    2014/09/21 11:54

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