友達 公演情報 sunday「友達」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    わたしは最後まで気持ち悪く観劇(褒め言葉です)
    残念ながら戯曲を未読のまま観劇。安部公房とぱっと言われたってイメージわかないわ、という状態…残念ですみません。
    開場してすぐに着席。すでに舞台上には役者さんがいらっしゃいます。ほぼ全員揃ってらして、談笑していらっしゃる。お話が始まっても壁際にいらっしゃるようにお見受けしました。
    とはいえどこからが「始まる」なのか。オープニングアクト、素晴らしかったです。たくさんある四角い枠、きれいに動いて動いて、背後の大きい白い壁に「影絵」でのタイトル。もしや、と思った鳥かごの演出、最後まで怖かったです。心理的にとらわれたということだったのでしょうか。指輪は大きくなり、用をなさない金属に。すべては光と影の演出。生演奏は聴く者の心を揺らしました。美しい歌声から不気味な歌声まで。お見事です。主人公が弱っていくさまがあまりに真に迫っていて不気味、最後まで気持ち悪く不気味な気分のままで拝見しました。
    役者さん皆さんが実力派なのは拝見していればわかります。戯曲はおそらく難しい部類に入るのでしょう。それでも、生き生きとされていました。それがこの気持ちの悪い演劇の救いだったようにさえ思います。
    長らくフライヤーとして眺めていたポスター、とても綺麗とおもっていたけれど、観てしまったあとではとても見る気になりません苦笑。いやはやすごかったです。

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    2014/08/11 00:50

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