こんにちわハワイ 公演情報 かのうとおっさん「こんにちわハワイ」の観てきた!クチコミとコメント

  • この二人、中々やないかい

    女子高校生のレビュー・トークを掲載しておく。



    【女子高校生A「ちょーウケたんだど。ヤバくない?『魔界』とかマジで」

    女子高校生B「え〜。ウチは 『セクシー先生』ハンパなかったと思う。中学生のころ、保健室に好きな男の子との恋愛相談的な?なんか、つーか、人生経験マジ盛ってますよ的な?センコーいたら、絶対 常連になってたし」


    女子高校生A「なにそれ、喫茶じゃん(笑)」


    女子高校生B「あたしのパパとか〜仕事帰りに毎日足しげく通うから。かのう さんの京都弁 聴きにね〜。だって あれ神でしょ?」


    女子高校生A「マジ、エロだわエロだわ。ねえ、京都弁の“どすぇー”とか耳元で囁かれたら彼氏の祐介くん どうなっちゃうんだろ?」


    女子高校生B「『祇園パワー』(笑)」


    女子高校生A「ハハハハハ(笑)そしたら〜今度、修学旅行で『祇園パワー』身につける(笑)」】




    『かのうと おっさん』。このユニット名称は丸みを帯びたエナジーであった。『おっさん』(有北 雅彦)の方は蔑称、しかも年長者なのに後列とは。高度経済成長期以降の世相を象徴するようだ。


    ・前説は10分間。有北が「一週間前の東京滞在中にあった本厚木胃腸科クリニック」の爆笑エピソードを披露した。要するに胃痛ゆえの受診である。相方の不幸を軽く受け流す嘉納に対し、有北は「他人事ですね…」とコメント。すると嘉納「まあ、他人ですからね」。
    東京の劇団で、前説10分間「はい、すべらない話をどうぞ」(テンション任せではなく)を注文されたとする。まず「すべる」だろう。関西の劇団の安定性、技量、サービス精神を痛感せざるをえなかった。

    ネタバレBOX


    ・稽古不足が響いた。関西組5名+東京組4名の合同稽古が本番1週間前らしい。役者もセリフを間違え、その後、笑ってしまい、危うく中断しかけたシーンも あった。
    もちろん、それは「コントが救った」



    ・嘉納は 空気を張る美声の持ち主だ。青年を演じた姿は、凛々しく、愛らしく、雄々しい。



    ・着飾らない演技、直球かつ明朗に区分けしたコントが、膨大なセリフ量のもと進む。「世の中の女全員が俺に気があると思って、耐えてきた」
    有北は天才高校生を演じても、没落中学生を演じても、やはり親近感がわくソフト・クリームである。



    ・東京の劇団だと「パンチラ」はタブーだ。関西の劇団は、エロシチズムではなく、現実との乖離を越えた「青少年の生態」を見事に描いている。



    ・イントネーションの 面白さを再発見。



    0

    2014/06/01 01:28

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大