英霊だヨ!全員集合 公演情報 劇団東京ミルクホール「英霊だヨ!全員集合」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    熱演また熱演 怪我しないように!!!!
     秀才って言われる奴らの中には、世間の測り方をまるっきり間違えている愚か者が実に多いのだが、お上に逆らわない根性無しの大衆は、見ざる聞かざる言わざるを決め込んで保身に走るし、頭のいい奴は大抵ずるいしスケベ根性を持っていて出世したり、金稼いで力持ったりしたがるから、まともな奴は、極めて少ない。だから“だいせんじがけだららなよさ”ってことにもなっちまう。東京ミルクホールには、こんな役者、脚本家、劇作家、演出家、スタッフが集まっているらしい。極めてマトモである。だから、こういう形でやるのは、今回が最後ってことになっちまったらしい。しいさび~~~~~~~~っ!!!!!(追記2014.4.8)

    ネタバレBOX

     極めてまともな人々なので、タブーに切り込んだ。靖国問題である。対比して千鳥ヶ淵戦没者墓苑である。靖国は、極めて差別的且つ非民主的、国家神道の総本山であるから、人倫に反することを平気でやるし、やってきたし、やっている。自分の従兄子が祀られている話は随分以前に、コリッチの別のコーナーに書いたから詳しくは触れないが、その弟や親族が、合祀から外して欲しいと何度願い出ても、答えはノンである。而も、裕仁の親族は分祀されているのである。そもそも、親族の許しも得ないで一方的に祀ること自体おかしいのだが、それをしないことには、国家神道という神話は成立しない。靖国の論理というのはその程度のものだとの証拠であろう。中味が無いから形式に拘るというのは、阿保で融通のきかない為政者とその犬が使う手である。
     難を言えば、印籠よろしく裕仁が、その名を明かした途端、安倍を揶揄したあばらとマトモな人々が共に平伏してしまうのは、ちと承服しかねる。というのも大日本帝国憲法下に於ける唯一の主権者こそ、天皇であったからだ。具体的には、裕仁である。従って法理論が真っ当に適応されれば、真っ先に戦争責任を問われるのは、天皇、裕仁であった。深読みすれば、東京裁判は、裕仁の罪を問わぬ為に仕組まれたアメリカを中心とした連合国の茶番だったのではないか? ということだ。「菊と刀」のみならず、アメリカは日本を占領するに当たって可能な限りキチンと調べていた。そして占領に当たる自軍の損失を最小限にすべく努めていたのである。日本の阿保な為政者と違って、彼らは少なくとも合理的精神を持っている。その為にこそ、裕仁の戦争責任を問わなかったのだ。これが合理的に考えた結果得られる合理的結論である。
     一方、裕仁の我ら国民に対する戦争責任は明らかである。裕仁自身、大東亜戦争中に、「もう少し持ちこたえれば事態は好転するのではないか」と述べ、徒に戦争を長引かせた。こんなことさえなければ、広島、長崎への原爆投下は、無かった可能性もあるのである。
     閑話休題。だが、まあ喜劇であり、肝心の安倍、石破など現在の癌中枢はキチンと批判し、虚仮にしているのだから、良しとしておこう。それに貧乏人であり民衆である我々こそ、戦地へ赴いて殺したくも無い現地の人々を殺し、怪我を負わせて不具にし、糧秣を収奪し、娘たちをレイプしてきたのだから。無論、当たり前のように、殺され襤褸雑巾のように遺体も人間の遺体の扱いを受けず損壊される場合もあっただろう。それも当然のことだ、そうされて当然のことをやったのだから。攻め込まれた側にとって攻め込んで来た敵は唾棄すべき対象でしかないのだから。言って置くが、他人の土地に土足で上がり込み蹂躙したのだ。何をされても文句の言えたギリではない。だが、戦争の常として、最上層部は、生き残り易い。殊に、この「国」に於いて。唯一の主権者であった裕仁が一切の演奏責任を負わず、他の多くの将軍、高級士官、高級官僚らは、負けた責任の一切を下に押し付け、手前らはノウノウとでかい面をしくさっているのだ。吉田 茂、岸 信介(晋三の祖父)らは、皆敗戦でアメリカに寝返った変節者である。正力 松太郎も然り。こんな下司共が、この「国」を牛耳り、その末裔がまた、大手を振って好き放題しているのが、この国、否、植民地である。安倍が現在行っている格差拡大政策もちょっと深読みすれば、貧乏人は兵士になるしか、這い上がる術が無い社会を目指しているからだろう、ということが見えてくる。

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    2014/04/03 06:43

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