熱海殺人事件 Battle Royal 公演情報 RUP「熱海殺人事件 Battle Royal」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    とにかく熱い!
    全編、舞台から客席に向かって、弾丸がエンドレスに打ち続けられているような膨大な台詞の量とスピード。
    とにかく、熱い!
    この作品は決して喜劇などではなく、それらしい体をとっているだけ。
    笑いの中から問いかけてくるものは、「人が人を見下すこと」という傲慢で残酷な理不尽さ。
    「それでいいのか?」「本当にそれでいいのか?言葉にさえしなければ、面と向かって発しなければいいのか?」と。
    誰もが思うところがあるであろう真実をむき出しにして目の前に突きつけられる。
    そして、これは木村伝兵衛部長刑事ではなく、犯人大山金太郎の物語。
    彼を通して、地方、貧困、親からの仕打ち、職業などの格差と差別からくる偏見への怒り、苦しみと悲しみが浮き彫りになっていく。

    ネタバレBOX

    ラスト。木村伝兵衛部長刑事が「火をつけてくれないか?」 熊田留吉刑事が煙草に火をつけ、一服した後。「いい火加減だ!」とポーズをとるシーンにぐっとくる。

    劇中の内輪ネタ。
    柳下さん→牧田さんへ。
    「休憩中にバナナ食べるのはいいけど、食べてる口の中を見せるな!」
    「○○(曲名失念)を弾き語ると女は落とせる!って言ってたよな?ここでやって!」
    牧田さん、本当にお困りのご様子。心が折れそうになりながらギターを弾く真似を少々。
    「いつもギター持ってるわけじゃねぇ~!」と逆切れ。
    お二人共、D-Boysなのになぁ~(笑

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    2014/02/24 19:51

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