ぼくらは生れ変わった木の葉のように 公演情報 インプロカンパニーPlatform「ぼくらは生れ変わった木の葉のように」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    大雪の中、観劇
     今作は1972年10月、新宿アートシアターで上演されたのが、初演ではないかと思う。蜷川 幸雄演出、主な出演者は、石橋 蓮司、蟹江 敬三、本田 龍彦などで一幕二場の作品である。1972年といえば、沖縄闘争の敗北で、学生運動の転換期に当たる。単行本になったシナリオの扉横には、ギンズバーグの詩の一節が引用され、今作のタイトルも、この詩から採られている。
     有名な作品なので、あらすじ等は読んで確認して欲しい。今回の上演では、シナリオに忠実な科白回しであった。

    ネタバレBOX

      清水 邦夫は、詩が大好きで詩人の書いた作品のフレーズを良く引用するが、殊にリルケからの引用が多いのは衆知の事実だろう。今作でも多くのリルケ作品が引用されている。詩は、文学の中で最も高いレベルの言語表現であるから、テンションが高い。殊にリルケは、読む側、発語する側のテンションが高くないと、その良さが出て来ない。非常にデリケートな、同時に、ピアノ線のように強靭な強さを持った言語表現である。
     しょっぱな、自動車が、壁をぶち抜いて、一家団欒の部屋へ飛び込んでくるのは、恐らくは「時計仕掛けのオレンジ」のパロディーだろう。その非日常性によって、観客を巻き込み、毛沢東等の言行も引用しながら、学生運動衰滅期の社会状況とメンタリティーを高いテンションで演じ切らなければならない所に、この作品上演の難しさがありそうである。今作を上演した劇団には、その辺りのことも、もう少し深めて欲しい。

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    2014/02/16 12:28

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