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荒野の家
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クチコミとコメント
公演情報
水素74%「
荒野の家
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
脳のくぼみ
面白い。90分。
ネタバレBOX
父(永井秀樹)…兄に対応できずにいたが、大山クラブへの入会を決める。きちんとした家庭にしたかったけどできなかったと悔やむ。
母(高木珠里)…兄を甘やかしてた。もう解放されたいと家を出る。
兄(玉田真也)…10歳くらいからひきこもり。カッターを所持。父を殺すと宣言し大山クラブへ入会する。
妹(石澤彩美)…夫とケンカし実家に戻った。母からの愛情が乏しくちょっと歪んでる。
大山(近藤強)…ひきこもり等更生組織のトップ。女はバカと決めつけ、父が強権を行使すべきと主張する。
井上(吉田亮)…元ひきこもり。大山の元で更生し部下となる。「母(と女)」を敵視している。
近所の奥さん(高田郁恵)…隣人。水商売。義理の父の介護をなぜ自分がするのか(家族とは何か)を考えて、母に介護を依頼する。
フミヤ(野田慈伸)…妹の夫。妹から犬として扱われる。フミヤの子を孕みたくないという妹がわからずにいる。直毛に生まれたかった。
ステレオタイプっぽいひきこもり息子話な立ち上がりで、笑い少なめかなと思ってたらしっかり面白かった。斜め下から突き上げるようなセリフが舞台を活性化させるよう。
思い通りにいかなかった家族を思う父、父を責め子を味方につける母、自分のせいではないと信じ込む兄、まともに見えてしっかり歪んだ妹。家族って特殊な関係性で成り立ってるんだなと、改めて思う。強固なようでいて脆く、近しいようで他人という危うさみたいな。そう考えると笑えないんだけど。兄がひきこもってた時は安定していて、兄が連れてかれたらバラバラになってしまったというのが象徴的な気がする。
近所の奥さんが言った「家族がわからないんです」という言葉がズシっと心に残る作品だった。あと、大山と井上コンビは笑った。
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2014/02/15 21:40
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