幸福な職場(再々演) 公演情報 劇団 東京フェスティバル「幸福な職場(再々演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    現実にも応用できるであろう演劇
     再々演というのが頷ける。素直な、それでいて心洗われ打たれる作品だ。何より実話がもとになっていると言うことも凄いのだが、更に驚くべきことは、今、全従業員の70%以上を知的障害者が占めて尚、チョーク製造企業としてトップクラスの実績を誇っていることである。
     強い者が、弱い者を守るのは、当たり前なのだが、守り方は弱い者に教えて貰わなければならない。そのことの大切さ、幸せを構成する要素の殆どが、仕事に携わることから来ているという認識を強い者が腹の底から納得した時の創意工夫の凄さ、力の出方の差、弱さから教わるこつなど、これから、今、自社で体験しているであろう困難な状況を跳ね返して行く為にも、普段、演劇と縁遠い企業戦士、バリバリの社長などにも観て頂きたい。きっと参考になる。(演劇ファン向けは追記2014.2.8)

    ネタバレBOX

     演劇ファンにも無論、お薦めである。ストレートにぶつかる演技が、力のある役者の総てを掛けて為される時、これほど、自然に見え、且つ、ストレートに観客の心を打つものであるという原点を見せて貰った。
     精神障害を持つ少女を演じた桑江 咲菜が素晴らしい。小さな体が舞台では大きく見えた。これは、良い役者の特徴である。
     自己責任だか何だか知らないが、下らない基準を持ちだし、欧米に有利な条件を態々作って、我が国の働き蜂の漸く貯めた預貯金を奪ってゆく国際金融マフィアの手口にまんまと乗る無能極まる金融関係者、日銀、都市銀、旧大蔵省、経済産業省の官僚、政治屋等々のせいで、無辜の民が自殺に追い込まれてゆく。この現実の背景にあるものをキチンと解決しなければ、社畜と迄呼ばれるこの国の労働者は、今後も唯、悲惨をしか経験しない。それは、明らかである。
     何より、これ迄の事実がそれを証明しているだろう。日債銀、長銀などにつぎ込まれた金は、総て我々の税金である。それが、どういう経緯を辿って、国際金融マフィアに流れたか、よもや忘れてはいまい。これと同じようなことが、他にもいくらもある。消費税にした所で、その導入に当たっては社会福祉など、国民のケアに用いるという約束で導入したわけだが、現実には、軍事費の増大や、罪人でありながら検察の追求をすり抜ける人脈を持ち、その高い地位を利用するだけ利用して血税を私有化し、我ら国民に借金だけをつけまわしてきた下司共を、相反する価値観を持つ今作は、静かに告発しているのだ。

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    2014/02/06 02:48

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