『白痴』 『コーカサスの白墨の輪』  公演情報 TOKYO NOVYI・ART「『白痴』 『コーカサスの白墨の輪』 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    必見
     あらすじは当然割愛するが、脚本は、ドストエフスキー作品の深さを見事に表現している。ムイシュキン役の演技の素晴らしさは格別だが、ロゴ―ジン役、ナスターシャ役、リザヴェータ役らの役者も上手い。其々の個性がキチンと立った演技である。また、オープニングの列車での移動シーンでは、車両の揺れに合わせて座席が揺れる様などを演じさせて、観客の目を飽きさせない。この辺り、多くの上演を通じて体得したであろう演出の機微である。照明は、想像力を最大限に膨らませる為に極力絞ってあるので、目で追う動きが無いと、仕事が終わって劇場に駆けつける客の中には、睡魔に襲われる客もあるだろうからである。
     ナレーションも始めは少しスローかと感じられたが、内容とマッチしたゆったりとしたものであることが、観ているうちに納得できる仕掛けである。
     照明の微妙な使い方の見事さ、効果的で邪魔にならない音響、舞台装置は殆ど変わらないのに、其々の場面にぴったりの設えに感じられる魔法、発声の確かさなど、どれをとっても素晴らしい舞台。必見である。

    0

    2014/01/17 11:27

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大