ザ・ランド・オブ・レインボウズ 公演情報 天才劇団バカバッカ「ザ・ランド・オブ・レインボウズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    米日関係
     映画好きの仲間が集まって制作会社を興した。資本金は500万円。これ迄、何本かは撮ってきたのだが、取り立てて言う程の作品ではない。然るに、今回は、プロデューサー、江崎の祖父で名映画監督だった江崎 幸男の未完作品を撮ろう、ということになったのだった。そこでハリウッドの大物スターと出演契約を結んだのだが、撮影発表の記者会見の時になってドタキャン。(追記2013.12.17)

    ネタバレBOX

     おまけに分厚い契約書に記された規定では、本人以外の家族などの事情によって出演がキャンセルになった場合、ギャラは全額支払うことになっており、6000万円の金が宙に消えることになった。
     これなど、相手がアメリカでなければ悪質な詐欺と突っ込まれてもおかしくない所だろうが、結局、この金をおとなしく支払った上、後に江崎宛てに送られて来た、ラスクと短いレターで「やっぱりいい人だったんだ」などと妙に納得してしまう日本人達の目出度さは、アメリカ人の格好のからかい相手だろう。日本人は、屈辱を感じないで居られるのだろうか? 
     大量のプルトニウムを抱え続け、更に増殖プロジェクトを放棄しない日本に未来など微塵もないが、こんなことをしているのは、日本の為政者共が、アメリカを殿とし、自らを滅私奉公する臣下と位置付けているからだろう。而も、アメリカが容認しているというより、やらせているのは、核戦略体制下で核戦場となる場合、少なくとも最初の核被災地は、米本土でなく日本という前線基地であるという「事実」に持っていっておく方が、敵に対して優位に立てるからにほかなるまい。実際の核戦争になれば、ミサイルに核弾頭を装着して飛ばすのは、当たり前だし、ミサイルのスピードは、航空機は愚か、戦闘機や爆撃機の比では無い。1分1秒を争うのである。米日関係を軍事的に強化することは、メリットよりデメリットの方が遥かに多くまた大きいと認識すべきである。尖閣の問題にしても、サンフランシスコ条約に中国もソ連も参加することが出来なかった事情を汲むべきであり、平和的交渉によってしか問題は解決しないことを認識すべきであろう。
     TPPでも甘利が、重大局面で降りるという芸を披露したが、出来レースっぽくないか? 
     米日の諸関係を見ていると滅茶苦茶な不均衡を相変わらず、唯々諾々と受け入れてゆく、この植民地官僚と国賊政治屋共の、奴隷というより家畜そのものでしかないメンタリティーが、我々、庶民のではなく、為政者共のメンタリティーであるように思われる。
     だから、我々、庶民は、このドロドロの腐りきったヘドロ=自民・公明(この名前も恥ずかしいね)を中心とし、すり寄る野党を、唾棄すべき必要には迫られているが、安倍が強制するように愛する対象としては考えることなど出来ない、とハッキリさせておく必要がある。無論、本来、この国の風土は、温暖で複雑微妙な多くの層を含む、豊かで多様なものであった。その宝をどんどん潰し、永久に回復不可能にする権利も必要もない、未来へ向けての展望がキチンとここに住む我らの判断ででき、実現できるのであるなら、愛など強制されずとも、自ずと誇りも持ち、愛するようにもなろう。それは断じて強制するべきものでもなければ、強制されるべきものでもない。そうではないか?

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    2013/12/13 14:25

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