満足度★★★★
大人の童心も擽る 子供向けに作ったという姿勢が、警戒感を解き、拓馬の持っている素の形が素直に現れて効を奏した。実際、会場内には、1歳2カ月の子が居て、時々挙げる声や、様々な反応は上々のものであったし、空間的な狭さが、濃密な時空間への遷移を容易にしたのも事実だろう。警戒感を解いたことから、物語の本質的展開に沿って作品を書くという行為が満遍なく可能になっていたことも見逃せない。結果、その展開は、観客の予想を上手に裏切りながら、話を膨らませ、物語の本質をキチンと顕在化させていた。
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2013/10/11 11:49
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