満足度★★★★★
考えさせられた
普段、殺人を犯した人間に対するバッシングなどは考えないが、どんな目に遭わされるかが具体的に描かれ考えさせられる。また、年少時に収監されて、陸な教育も受けていないことが貧弱なボキャブラリーで表現されており、悲痛である。その他、幼くして収監された者が、獄内でどのように矯正されて行くかが、整頓癖と他人が散らかすことに対する潔癖な迄の嫌悪感で示すなど、細部のリアリティーを示すことで伝えるべきことをキチンと伝える手法はとても良い。シナリオがしっかりしており、演出も物語の訴えるものに集中させてくれるような演出だ。役者陣の演技、照明・音響なども考えられた、内容にフィットしたものだった。