満足度★★★★★
二日目
昨日は新メンバーの演技を中心に観てきたので、本日はストーリーそのものに注目して改めて観劇することとした。キャッチコピーにある「人ひとりの人生賭けなきゃ、この国じゃ、介護なんてやってられないんだよ!」は今の日本を考える上で大変重要なテーマと思われるが、確かにその台詞はあったが、いかに介護が大変なものであるかの書き込みが少々足りない印象を受けた。もう少しその辺りのエピソードなどを膨らませたら、意図がもっと伝わったのではないだろうか。
またアルツハイマーの母親が書いたという手紙、アルツハイマーであんな手紙が書けるのだろうかという疑問が生じた。他の疾患の方がしっくりきたと思われる。
苦言を呈してしまったが、プロレスは八百長と決めつけて興味を全く持っていなかった私にも、プロレスラーの仕事に対する真摯な態度はしっかりと伝わってきたし、流血が流行らない今の時代でプロレスを続けることの難しさ、経営の難しさは、これは小劇場演劇にも通じるものがあるが、よく伝わったと思う。またその中で意地を張り続ける人々の、観客に対する気持ち、感銘を受けました。
主宰の真生さんの意地と重なって見えたのは私だけではないだろう。
2013/09/07 21:30
こんばんは。
劇団EOE制作部の佐藤望です。
お忙しい中、書き込み頂きまして、有難う御座います。
実は、私達もプロレスには正直なところ興味がありませんでした。
私もその一人です。
でも、この作品を通じて、興味を持つようになりました。
実際、当劇団の人間も、
今回、初めてプロレスを見に行ったという人間が何人もいます。
こうやって、この作品を通じて
プロレスと演劇、プロレスとEOEの共通点を多々感じます。
演技だけを見せているわけではなく、
闘いだけを見せているわけではなく、
互いの人生をぶつけあっているのだと。
それが、プロレスであり、EOEだと思うのです。
今回も、残り一日となりました。
EOEの全力ファイト。
明日も楽しみにお待ち下さいませ。